16 Feb 2017
クラリアント社2016年度業績 - 営業キャッシュフローが引き続き大幅に増加、売上・収益性ともに上昇
- 現地通貨ベースでの売上が2%増の58億4700万スイスフランに
- 特別項目控除前EBITDA利益率は、14.7%から15.2%に拡大
- 営業キャッシュフローは大幅に増加し、2015年度の5億200万スイスフランから29%増の6億4600万スイスフランに
- 純利益は、16%増の2億6300万スイスフランに
- 配当は、12.5%増の、1株当たり0.45スイスフランを提案
- 2017年度の見通し-収益性および営業キャッシュフロー創出は引き続き堅調
最高経営責任者ハリオルフ・コットマンは「クラリアントは、2016年度において営業キャッシュフローを大幅に拡大し、売上は上昇し、収益性も改善した」とコメントした。さらに「当社の良好な業績は、主に、高利益率の専門分野へのシフトを継続したことや、プラスチック&コーティングビジネス分野において進められている事業運営の細分化および優れたコスト管理などによって達成されたものである。2017年度については、当社はその目標を達成できることを確信している。この目標には、厳しい経済環境が継続している中での、現地通貨ベースでの売上成長、営業キャッシュフローの向上、絶対的EBITDAおよび特別項目控除前EBITDA利益率の拡大などが含まれている」と述べた。
2016年度通年-営業キャッシュフローが再度大幅に増加、売上および利益率も引き続き改善
2017年2月16日ムッテンツ発 - スペシャリティケミカル分野の世界的リーダーの一社であるクラリアント社は、本日、2016年度の売上が前年度の58億700万スイスフランに対し、58億4700万スイスフランとなったと発表した。この売上成長は販売数量の増加によるものであり、現地通貨ベースで2%増に相当する。
2016年度通年では、アジアおよび中東・アフリカ地域の現地通貨ベースでの売上成長が最も顕著であった。アジア地域のこの力強い成長は、主に中国およびインドによって支えられた。北米およびヨーロッパ地域は2%の売上成長を記録した。中南米地域は1%程度の伸びを示した。
2016年度通年における売上の改善は、ケアケミカルズおよびプラスチック&コーティングビジネス分野の力強い成長によるものであった。ケアケミカルズビジネス分野の売上は、現地通貨ベースで5%増の14億6500万スイスフランとなった。プラスチック&コーティングビジネス分野は4%の伸びを示し、25億2500万スイスフランとなった。このプラスチック&コーティングビジネス分野の好調な売上成長は全地域にわたって見られた。
厳しい市場環境にもかかわらず、天然資源ビジネス分野の売上は、現地通貨ベースで2%増の11億8400万スイスフランを記録した。オイル&マイニングサービスビジネスの売上は減少したが、買収やファンクショナルミネラルズの売上成長が継続したことによりこの減少は相殺された。触媒ビジネス分野の売上は、ポートフォリオ構成の影響およびアジアおよび北米地域での需要の低下により、現地通貨ベースで8%減の6億7300万スイスフランとなった。
特別項目控除前EBITDAは、前年度の8億5300万スイスフランに対し、現地通貨ベースで4%増の8億8700万スイスフランとなった。この収益性改善を牽引したのはケアケミカルズおよびプラスチック&コーティングビジネス分野であった。
対応する特別項目控除前EBITDA利益率は、主にプラスチック&コーティングビジネス分野の急激な売上増により、前年度水準の14.7%を大幅に上回り、15.2%となった。ケアケミカルズビジネスおよび天然資源ビジネスの利益率は安定しており、両ビジネスは、それぞれの利益率指標の最上位を達成した。予想通り触媒ビジネス分野は、主としてアジアおよび北米での需要の低下により、前年度水準を下回った。
純利益は、前年度の2億2700万スイスフランに対し、2億6300万スイスフランに上昇した。この対前年度比16%増は、絶対的EBITDAの継続した拡大、財務費用の減少および税率の低下によるものである。
営業キャッシュフローは、前年度の5億200万スイスフランに対し、大幅に増加して29%増の6億4600万スイスフランとなった。この改善は主に、利益の増加、特別項目に対する出費の減少および法人税支払額の減少に起因する。
純負債は、2016年度における補完的な事業買収により、2016年度末に計上した13億1200万スイスフランに対し、15億4000万スイスフランとなった。
厳しい経済環境にもかかわらず、クラリアントが引き続き業績を改善したことにより、取締役会は、1株当たり0.45スイスフランの配当を年次株主総会に提案することができる。この配当額は、前年度と比較して12.5%増となる。また分配は、スイスの源泉徴収税が免除となる資本準備金から行われることを提案する。
2016年度第4四半期業績 - 収益性がさらに向上
クラリアントの2016年度第4四半期の売上は、現地通貨ベースで3%増の15億4800万スイスフランとなった。オイル&マイニングサービスビジネスにおける買収の影響を除くと、前年度比の売上は安定していた。
地域別では、販売数量に牽引されたヨーロッパ地域が6%増の売上成長を記録した。中東・アフリカ地域の売上は現地通貨ベースで7%増となった。アジア地域では、中国での売上がさらに改善され、現地通貨ベースで4%増を記録した。中南米地域の売上は、ブラジルでの需要が弱含みであったことにより、17%減少したが、北米地域は、補完的な事業買収の結果として、現地通貨ベースで14%増の伸びを示した。
ケアケミカルズビジネス分野の売上は、現地通貨ベースで5%増の3億7800万スイスフランを記録した。プラスチック&コーティングビジネス分野の売上は、マスターバッチ、顔料、添加剤の3つのビジネスの業績がそれぞれ好調であったことにより、現地通貨ベースで3%増の5億9400万スイスフランであった。天然資源ビジネス分野の売上は、現地通貨ベースで7%増の3億4500万スイスフランであった。この成長は、ファンクショナルミネラルズビジネスおよびオイル&マイニングサービスビジネスにおける買収によって牽引されたものである。触媒ビジネス分野の売上は、前年度の高比較ベースの影響を受け、現地通貨ベースで6%減の2億3100万スイスフランとなった。
特別項目控除前EBITDAは、プラスチック&コーティングビジネス分野における事業運営の細分化に牽引され、スイスフラン換算で3%増の2億3500万スイスフランとなった。その結果、第4四半期の特別項目控除前EBITDA利益率は、15.2%増となった。
2017年度の見通し - 収益性および営業キャッシュフロー創出が引き続き堅調
クラリアントは、不安定な商品価格や通貨の変動および政情不安により、不確実な環境が今後も継続すると予想する。当社は、新興市場では引き続き厳しくかつ不安定な経済環境が継続すると見ている。また米国については緩やかな成長を見込む一方、欧州では安定的に推移すると予想している。
2017年度についてクラリアントは、厳しい経済環境が継続する中においても、現地通貨ベースでの成長、営業キャッシュフロー、絶対的EBITDAおよび特別項目控除前EBITDA利益率の向上、これらを達成できることを確信している。
クラリアントは、スペシャリティケミカル業界の一流企業としての地位を確保するという中期目標をここに確認する。すなわち、16%から19%の範囲の特別項目控除前EBITDA利益率および同業他社の平均を上回る投下資本利益率(ROIC)を達成することである。
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