18 Feb 2015
クラリアント社2014年度業績 - 厳しい環境の中で力強い成長を遂げ、営業利益率を改善
- 2014年度通年における継続事業からの売上は現地通貨ベースで5%増加し、60億8000万スイスフランから61億2000万スイスフランに
- 特別項目控除前EBITDA利益率は2013年度の14.1%から14.2%に
- 継続事業からの純利益は3億2300万スイスフランから2億3500万スイスフランに。これは主に2013年度は一時的な税金優遇措置を受けたことによる。
- 配当は増額し、1株当たり0.4スイスフランを提示
- クラリアントは2015年度において、現地通貨ベースでの売上は一桁台の前半から半ばの成長、堅調なキャッシュフロー創出、および2014年度を上回る特別項目控除前EBITDA利益率を予想する。
最高経営責任者ハリオルフ・コットマンのコメント「クラリアントは2014年度、ヨーロッパの厳しく伸び悩んでいる経済環境の中で、再度平均を上回る成長を遂げた。クラリアントは、特に魅力的でより利益率の高い市場において売上を伸ばすとともに、一部の分野の成長は為替のマイナス影響を受けたが、再び収益性を改善することができた。」
さらにコットマンは「2015年度当社は、スペシャリティケミカル分野の一流企業への変貌を遂げるための道を歩み続ける。また当社は、リーン・サービス・オーガニゼーションを導入することにより経営効率を向上し、引き続き顧客とイノベーションに注力していく。2015年度について当社は、ますます不安定な経済環境の中にあっても売上は引き続き上昇し、EBITDA利益率はさらに向上し、そしてキャッシュフローは改善していくと予想する」とコメントした。
2014年度 - 業績は改善され、目標を達成
2015年2月18日ムッテンツ発 - スペシャリティケミカル分野の世界的リーダーの一社であるクラリアント社は本日、2014年度の継続事業からの売上が前年度の60億7600万スイスフランに対し、61億1600万スイスフランであったと発表した。この売上増は、主に販売数量の増加(+4%)によって牽引されたものであり、現地通貨ベースで5%増となった。スイスフラン換算での売上は1%増であった。
現地通貨ベースでの地域別売上実績は、大部分が好調であった。クラリアントは、ブラジルの成長が減速したにもかかわらず、中南米において現地通貨ベースで18%の力強い成長を記録した。アジアの売上は、東南アジアおよびインドからの需要が好調で、現地通貨ベースで9%増を記録した。特にインドは現地通貨ベースで24%増の成長を示した。北米の売上は3%増加した。これは、工業用製品需要の改善が年度初めの出遅れを相殺したことによる。ヨーロッパの売上は、停滞気味のビジネス環境や、低利益率製品への関与の度合いを下げたことにより2%減となった。中東・アフリカの売上は、現地通貨ベースで7%増であった。
全体的に厳しいビジネス環境の中、4つのビジネス分野のうち3分野の売上が好調で、現地通貨ベースで6%から8%の範囲で伸びを示した。ケアケミカルズビジネス分野は、融氷剤ビジネスが弱含みであったが、パーソナルケアや農薬ビジネスが好調であったことにより3%の実質成長率を記録した。低利益率製品ビジネスを除くと、名目成長率は1%であった。触媒&エネルギービジネス分野は、すべての主要ビジネスおよび石油化学製品における順調な交換サイクルに支えられ、高成長を記録した。天然資源ビジネス分野の売上増加は、主にオイルサービスおよびマイニングサービスが好調であったことによる。プラスチック&コーティングビジネス分野においては、全ビジネスが一桁台半ばの成長に寄与したが、特に顔料が対前年比での成長に大きく貢献した。
売上総利益率は前年度に記録した28.7%から僅かに上昇し29.0%となった。販売数量・製品ミックスの効果や経営効率の改善が為替のマイナス影響を相殺した。前年度比では、販売価格は若干上昇したが、原材料コストは僅かに低下した。
継続事業からのEBITDAは現地通貨ベースで6%上昇し、前年度の8億5800万スイスフランから8億6700万スイスフラン(スイスフラン換算では1%増)となった。前年度比のEBITDA利益率は2013年度通年の14.1%から14.2%に改善した。
特別項目は前年度の1億400万スイスフランに対し、6000万スイスフランに減少した。特別項目には、インドにおける土地の売却益、ASK合弁会社の経営権の売却および予定されたエナジー・ストレージビジネスの売却に関連する減損、およびリーン・サービス・オーガニゼーションの導入のための経費が含まれる。
継続事業からの純利益は前年度の3億2300万スイスフランから2億3500万スイスフランに減少した。これは、一時的効果に結び付いた売却によるプラスの影響を享受した2013年度の低ベースと比較して、税金支出が増加したことによる。
2014年度通年の営業キャッシュフローは、2013年度の3億100万スイスフランに対し、3億3400万スイスフランに増加した。予想通り、下半期の好調なキャッシュフロー創出により、2014年度上半期に記録した現金の流出から流入へと転じた。
純負債は、2013年度末に記録した15億スイスフランから12億6300万スイスフランに減少し、目標の13億スイスフランを下回った。ギアリング(純負債÷資本)は、2013年度末の54%から46%に改善した。
堅調な業績結果により、取締役会は、前年度の1株当たり0.36スイスフランの配当に対し、1株当たり0.40スイスフランへの増額を株主総会に提案することができる。また分配は、スイスの源泉徴収税が免除となる資本準備金から行われることを提案する。
2014年度第4四半期業績 - 好調な実質売上成長
クラリアントの2014年度第4四半期の売上は、好調であった2013年度第4四半期の15億6300万スイスフランから15億8600万スイスフランに増加した。これは値上げによるものであり、現地通貨ベースで2%増となった。一部のポートフォリオが取り除かれたにもかかわらず、販売数量が前年度の高ベースに適合したことによる。スイスフラン換算では1%増であった。これは、為替展開が売上に対して僅かながら1%ポイントの不利な影響を及ぼしたことによる。
ケアケミカルズビジネス分野の売上は、現地通貨ベースで1%増を記録した。既存ベースでのケアケミカルズは、コンシューマーケア、主に農薬ビジネスやパーソナルケアの高成長を反映し、現地通貨ベースで6%の成長を示した。触媒&エネルギービジネス分野の売上は、現地通貨ベースでは横ばいであり、スイスフラン換算では3%減であったが、これは、2013年度同期の高ベースとの比較であり、2014年度第3四半期および第4四半期間の受注を再調整したことによる。天然資源ビジネス分野の2014年度第4四半期の売上は、現地通貨ベースでは3%増、スイスフラン換算では1%増であった。プラスチック&コーティングビジネス分野は、3つのビジネスのすべて(顔料、マスターバッチ、添加剤)が現地通貨ベースでの売上に貢献し、現地通貨ベースで4%増、スイスフラン換算では5%増であった。
地域別では、中南米が現地通貨ベースで二桁台の成長を達成した。アジア太平洋および北米の売上は増加したが、ヨーロッパおよび中東・アフリカは前年同期に見られた水準を下回った。
売上総利益率は、前年同期の28.2%に対し、28.8%となり、前年同期比で僅かに上回った。これは、経営効率が改善したことや為替のマイナス影響が和らいだことによる。特別項目控除前EBITDA利益率は、2013年度第4四半期の15.0%に対し、14.6%となった。この減少は、天然資源ビジネス分野においてASK合弁会社からのプラスの影響を受けた2013年度第4四半期との比較ベースによるものである。その他のすべてのビジネス分野は、EBITDA利益率において前年同期比で横ばいであったか、上昇した。
営業キャッシュフローは、下半期における堅調なキャッシュフロー創出を伴った通常の季節パターンを反映し、2013年度第4四半期の2億6100万スイスフランに対し、3億2100万スイスフランとなった。
2015年度の見通し - 業績(パフォーマンス)、成長およびイノベーションに注力
クラリアントは、製品価格や為替の不安定な状況を伴った厳しい環境が継続すると予想する。新興市場は好調を維持するが、低水準であり、不安定さは増加すると予想する。米国では安定成長が継続すると見ている。しかし、ヨーロッパの成長は依然として低調のままであると予想する。
スイスフラン高とユーロ安との複合効果は、絶対的な観点ではクラリアントの売上および収益性に影響を及ぼすであろうが、相対的利益率の点ではほとんど影響はないであろう。
2015年度においてクラリアントは、リーン・サービス・オーガニゼーションを導入することによって経営の効率性を改善していく。そして、マーケティング・エクセレンスを向上し、顧客価値を創出するイノベーションを引き続き市場に送り出す。
2015年度においてクラリアントは、一桁台半ばの売上成長を予想する。不安定な経済状況を踏まえて、クラリアントは現時点で、2015年度のEBITDA利益率の中期目標の達成を期待してはいない。しかし当社は、2014年度を上回る特別項目控除前EBITDA利益率およびキャッシュフロー創出の向上を見込んでいる。
クラリアントは、スペシャリティケミカル業界の一流企業としての地位を確保するという中期目標をここに確認する。これは、2015年度以降において、16%から19%の範囲の特別項目控除前EBITDA利益率および同業他社の平均を上回る投下資本利益率(ROIC)に相当する。
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Rothausstrasse 61
4132 Muttenz 1
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Clariant is a globally leading specialty chemicals company, based in Muttenz near Basel/Switzerland. On December 31, 2014 the company employed a total workforce of 17 003. In the financial year 2014, Clariant recorded sales of CHF 6.116 billion for its continuing businesses. The company reports in four business areas: Care Chemicals, Catalysis & Energy, Natural Resources, and Plastics & Coatings. Clariant’s corporate strategy is based on five pillars: increase profitability, reposition portfolio, add value with sustainability, foster innovation and R&D, and intensify growth.
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