30 Jul 2015
クラリアント社、第2四半期において収益性・キャッシュフローともに改善し堅調に推移
- 2015年度第2四半期の継続事業からの売上は、現地通貨ベースでは前年同期並みであったが、スイスフラン換算では、前年同期の15億3100万スイスフランから、8%減の14億600万スイスフランに
- 特別項目控除前EBITDA利益率は前年同期の14.0%から大幅に改善し15.0%に
- キャッシュフローは明らかに改善し、2014年度第2四半期の-6200万スイスフランから5100万スイスフランに
- 継続事業からの純利益は、8300万スイスフランから5600万スイスフランに
- 2015年度の見通しを確認
最高経営責任者ハリオルフ・コットマンのコメント「クラリアントは、第1四半期から第2四半期にかけても力強い成長を継続した。当社は、営業利益率およびキャッシュフローにおいて大幅な改善を示した。これは、当社の2015年度目標に沿ったものであり、下半期においてもキャッシュフローの増加は継続すると予想する。特にアジアにおける多様な経済環境や非常に不安定な為替変動にもかかわらず、クラリアントは、売上成長、収益性に対する目標達成に向かって順調に進んでいる」
2015年度第2四半期 - EBITDA利益率は大幅に改善、キャッシュフローは上昇
2015年7月30日ムッテンツ発 - スペシャリティケミカル分野の世界的リーダーの一社であるクラリアント社は本日、2015年度第2四半期の継続事業からの売上が2014年度第2四半期の15億3100万スイスフランに対し、14億600万スイスフランであったと発
表した。この数字は、1%の販売数量の減少、1%の値上げにより、現地通貨ベースでは前年同期並みの水準であった。
2015年度第2四半期に為替の大幅な変動が継続したこと、特にユーロ、ブラジルレアル、日本円が対前年度比で弱含みであったことを踏まえると、現地通貨ベースでの売上成長は横ばいであったが、スイスフラン換算では8%減という結果となった。
クラリアントの成長は南北アメリカ大陸に集中しており、中南米は現地通貨ベースで16%、北米は7%の高い売上成長を達成した。北米の成長は、触媒ビジネスでの強い需要およびオイル&マイニングサービスの成長が継続したことによるものであった。ヨーロッパは2%減であったが、低利益率製品ビジネスへの関与の度合いを下げたことを考慮に入れた場合、概ね前年度水準を維持した。
低成長の原因のほとんどが、アジア太平洋および中東・アフリカ地域に起因したものであった。アジア太平洋の現地通貨ベースでの売上は5%減であった。この減少は、中国における弱含みの需要および触媒ビジネスでの高比較ベースによるものであり、さらには第2四半期の発注が2015年度第1四半期にシフトしたことにもよる。アジアの小規模経済国は強い成長を示したものの、この比較ベースの影響を相殺するには至らなかった。中東・アフリカ地域の売上は、前年同期に比べ、現地通貨ベースで21%減であった。この減少は、2014年7月に売却された水処理ビジネスの売上が含まれていた2014年度第2四半期の高ベースとの比較によるものである。
利益率の高いビジネス分野であるケアケミカルズ、触媒および天然資源ビジネス分野の潜在需要は根強く、これらすべての分野がそれぞれの年度目標に向かって順調に進んでいる。
ケアケミカルズビジネス分野は、既存ビジネスベースで9%の成長を記録したが、報告された成長率は、専ら2014年度に低利益率製品への関与の度合いを下げたことにより3%であった。触媒ビジネス分野の売上は、予想通り現地通貨ベースで9%減であった。これは、2014年度第2四半期の高ベースとの比較であったことと、第2四半期の発注が2015年度第1四半期にシフトしたことによる。天然資源ビジネス分野の売上は、現地通貨ベースで1%であったが、水処理ビジネスの売却を考慮に入れると実質的成長率は6%であった。成長は引き続きBUオイル&マイニングサービスによって牽引された。しかし、プラスチック&コーティングビジネス分野においては、マスターバッチビジネスの安定した伸びが、顔料ビジネスの低迷を相殺できなかったことにより、売上は横ばいであった。
売上総利益率は、値上から恩恵を受けたことにより前年度水準(29.5%)を上回り30.7%を記録した。この売上総利益率の増加が主要な原動力となり、特別項目控除前EBITDA利益率を上昇させた。
継続事業からの特別項目控除前EBITDAは、現地通貨ベースで9%上昇し、前年度の2億1400万スイスフランから2億1100万スイスフランとなった。これと対応するEBITDA利益率は、前年度水準の14.0%を明らかに上回り15.0%を記録した。
ケアケミカルズ、天然資源およびプラスチック&コーティングビジネス分野の2015年度第2四半期のEBITDA利益率は、前年度と比較して大幅に改善した。触媒ビジネス分野のEBITDA利益率は、ポートフォリオのミックス効果により並外れて高い比較ベースであった前年度を下回ったが、堅実に23.9%を記録した。
事業再編、減損および取引関連の費用を含めた特別項目は、2014年度第2四半期の2300万スイスフランに対し、大幅に減少し1600万スイスフランとなった。これは、2015年度第2四半期の事業再編費が減少したことによる。
継続事業からの純利益は、前年同期の8300万スイスフランに対し、5600万スイスフランとなった。この減少は概ね、2014年度第2四半期における一時的事象が起因して税金費用が著しく低かったことによる。
営業キャッシュフローは、正味運転資本の蓄積を低く抑えたため、前年同期の-6200万スイスフランに対し、5100万スイスフランに改善した。このことは、2015年度におけるキャッシュフローを増加させるというクラリアントの優先事項を明確に反映している。下半期においてもキャッシュフローの増加は継続すると予想する。
純負債は、2014年度末に記録した12億6300万スイスフランに対し、13億4700万スイスフランとなった。ギアリング(純負債÷自己資本)は、2014年度末の46%から58%に上昇した。
プラスチック&コーティングビジネス分野を対象とする子会社の設立を予定
クラリアントは、同社の価値創造の潜在力をフル活用するために、BUマスターバッチ、BU添加剤およびBU顔料で構成されるプラスチック&コーティングビジネス分野を対象とする子会社の設立を予定している。これにより、プラスチック&コーティングビジネス分野にとって、絶対的収益性およびキャッシュフロー創出力をさらに高めていくことが可能になる。新しい子会社は世界規模でクラリアントの完全子会社化され、2016年1月1日から運営が開始される予定である。
最高経営責任者ハリオルフ・コットマンは次のようにコメントする。「過去数年の間に、当社のBUマスターバッチ、BU顔料およびBU添加剤は、収益性および市場占有率の点ではそれぞれの市場においてリーダーとしての地位を確立した。プラスチック&コーティングの新子会社設立により、成熟した市場においても、競争から身を守りかつ競争力を高めるために、絶対的収益性およびキャッシュフロー創出を明確な重点課題とした差別化された事業を推し進めていくことが一層可能になる。この設定により、当社グループにとってのさらなる価値が創出されるであろう。これが、この子会社が当社グループにとって極めて重要な役割を担い続けることを期待する理由である」さらにコットマンは、「このステップにより、当社の成長分野への適切な投資も可能になるであろう」とコメントする。
BUマスターバッチ、BU添加剤およびBU顔料で構成される既存のビジネスユニット体制は、現在の約7,000人の従業員、資産および負債をそのまま維持する予定である。プラスチック&コーティングビジネス分野の2014年度の売上は26億スイスフランであり、報告された特別項目控除前EBITDA利益率は14.0%となった。
確認された2015年度の見通し - 売上、収益性およびキャッシュフローのさらなる向上
クラリアントは、商品価格や為替の変動の拡大に特徴づけられた厳しい環境が継続すると予想する。
新興市場の経済環境は良好な状態を維持するが、低水準であり、不安定さは増大すると予想する。米国では緩やかな成長が継続すると見ている。しかし、ヨーロッパの成長は依然として低調のままであると予想する。
スイスフラン高とユーロ安との複合効果は、絶対的な観点ではクラリアントの売上および収益性に影響を及ぼすであろうが、相対的利益率の点ではほとんど影響はないであろう。
2015年度においてクラリアントは、リーン・サービス・オーガニゼーションを導入することによって経営の効率性を引き続き改善していく。そして、マーケティング・エクセレンスを向上し、顧客価値を創出するイノベーションを引き続き市場に送り出す。
2015年度においてクラリアントは、一桁台前半から半ばの現地通貨ベースでの売上成長を予想する。当社は、2014年度を上回る特別項目控除前EBITDA利益率およびキャッシュフロー創出のさらなる向上を見込んでいる。
クラリアントは、スペシャリティケミカル業界の一流企業としての地位を確保するという中期目標をここに確認する。これは、16%から19%の範囲の特別項目控除前EBITDA利益率および同業他社の平均を上回る投下資本利益率(ROIC)に相当する。
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Clariant is a globally leading specialty chemicals company, based in Muttenz near Basel/Switzerland. On 31 December 2014 the company employed a total workforce of 17’003. In the financial year 2014, Clariant recorded sales of CHF 6.116 billion for its continuing businesses. The company reports in four business areas: Care Chemicals, Catalysis, Natural Resources, and Plastics & Coatings. Clariant’s corporate strategy is based on five pillars: increase profitability, reposition portfolio, add value with sustainability, foster innovation and R&D, and intensify growth.
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